このページの役割:同意書本文のバージョン管理、過去同意履歴の保持を扱います。施術同意書電子化全体は施術同意書電子化ガイドをご覧ください。

なぜ「現在の本文」だけでは足りないのか

注意事項や施術説明を更新すると、画面上には最新版だけが表示される構成もあり得ます。しかし過去の同意記録から最新版しか参照できない場合、当時表示した内容を再現できません。

そのため、現在使う本文と、既に同意済みの履歴を別に扱えるかを確認します。

管理する4つの単位

単位目的
本文実際に顧客へ表示する文章同意対象を特定する
バージョンv1 / v2、改定日等本文の世代を識別する
適用状態現在版、過去版新規署名にどれを使うか分ける
同意履歴顧客Aがv1へ2026-08-01に同意過去の事実を上書きせず残す

本文を直すときは「上書き」ではなく「新しい版」を作る

既に署名済みの本文を直接編集すると、過去顧客の履歴まで現在の文章へ見えてしまう設計があります。本文変更時は新しい版として登録し、旧版を履歴として残せる構成が分かりやすいです。

  1. 現在版v1を保存する
  2. 変更内容を確認する
  3. v2として新規登録する
  4. 以後の新規同意はv2へ向ける
  5. v1で署名した顧客履歴からv1本文を開けるか確認する

変更履歴に残すと分かりやすい情報

バージョン番号だけでなく、改定日、変更理由、主な変更箇所を内部メモとして残すと、後から「なぜ版が変わったか」を追いやすくなります。

ただし、こうした管理項目を一律の法定必須事項として扱うわけではありません。実務上の履歴管理として設計します。

再同意の要否はシステムが自動で決める話ではない

誤字修正、注意事項の追加、契約条件の変更など、変更の内容はさまざまです。「文章を更新したら全顧客へ必ず再署名」という一律ルールをこの記事では提示しません。

次回来店時に新しい説明・同意が必要か、既存契約へ影響するか、法令上の書面交付が関係するかなど、変更内容と用途に応じて判断します。高額・長期のエステ契約等では特定商取引法の対象となる場合があるため、施術同意書の運用とは別に最新の公的情報を確認します。

過去版を削除するときの注意

「もう使わないから」という理由で過去版を削除すると、同意履歴から本文を参照できなくなる可能性があります。公開停止と履歴削除を分けられるか確認します。

削除機能を使う前に、署名済み履歴からの参照に影響しないかテストします。

実機で行うバージョン管理テスト

テスト期待する状態
顧客Aがv1へ署名v1本文・日時・署名を履歴で確認できる
本文をv2へ変更新規顧客にはv2が表示される
顧客Aの過去履歴を開くv1のまま表示される
v1を現行から外す新規同意には出ないが過去履歴では参照できる

判断基準|バージョン管理が必要になる場面

「同意本文を版管理する必要があるのか」は、同意書の利用頻度と変更頻度で判断します。

1年に数回しか同意文を変更しないサロンでは、手動で旧版を保存し、新旧を切り替える運用でも十分な場合があります。しかし、施術メニューの追加や法令改正などに合わせて同意文を定期的に見直す場合は、バージョン管理の仕組みがないと「いつ・何を変更したか」の記録が残りません。

特に、複数店舗で同じ同意書を使うチェーン店や、グループで同じテンプレートを共有する場合、ある店舗だけで本文が変更されると、顧客同意の内容が店舗によって異なるリスクが出てきます。这样的な場合は、本文の変更が全店舗に反映される仕組みと、変更履歴が残る設計が重要になります。

よくある失敗と対策

バージョン管理で最もよくある失敗は「本文を上書きして過去版が消える」パターンです。多くのサロン管理ツールでは、本文を編集して保存すると旧版が上書きされます。署名済みの顧客が「当時の本文を見たい」と言っても、現在の本文しか表示されない場合があります。

対策は、本文を「新しい版」として保存する仕組みを持つツールを選ぶことです。既存の本文を編集するのではなく、複製→修正→公開の流れで版を垏えることで、過去版が失われることがなくなります。

2つ目の失敗は「バージョン番号の管理が属人化する」ケースです。誰がいつ本文を変更したかが記録されると、担当者が変わっても変更の意図を把握できます。変更履歴に「変更理由」「変更者」「変更日」を記録する習慣をつけることが、運用安定化につながります。

後から確認するときのポイント

同意書のバージョン管理が適切に機能しているかを確認するポイントは「過去の同意を再現できるか」です。具体的には、過去に署名した顧客の履歴を開き、当時の本文が表示され、署名画像と日時がセットで残っていることを確認します。

また、本文を改定した後に「旧版への署名はまだ可能か」を確認します。改定헷た版は新規同意には使えないが、過去履歴では参照できる状態が理想です。改定後の本文が新規顧客に正しく表示されるか、旧版が非表示になるかをテストします。

最後に、バージョン管理の記録が外部に漏れないか確認します。同意本文は顧客の個人情報を取り扱う可能性があるため、バージョン管理のログや履歴データが不正にアクセスされないよう、権限管理を確認します。

よくある質問

バージョン番号は必ず必要ですか?

番号である必要はありません。改定日などでも、各同意履歴から当時の本文を一意に特定できる仕組みが重要です。

誤字修正でも新バージョンにすべきですか?

運用ルール次第です。ただし署名済み本文を直接書き換えると過去記録の再現性に影響するため、変更後も旧本文を確認できる設計にしておく方が追跡しやすくなります。

過去版を復元できれば十分ですか?

復元機能だけでなく、過去の顧客がどの版へ同意したかを履歴から確認できるかが重要です。

同意書の改定履歴を残したい場合

KaruteCoでは現在の実装で、同意書本文のバージョン履歴と復元、顧客ごとの同意履歴を確認しています。実際の契約上の再同意要否を自動判断する機能とは別です。

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